いまさら聞けない「老人がもらえる平均年金」超入門

成人(20歳)になれば、必ず加入する国民年金保険ですが、老後、自分が「いくら年金を受け取れるのか」正確に知っている人は少ないと思います。そもそも老後に年金は必ず受け取れるものなのでしょうか?そこで「年金の仕組み」「無年金の老人」「老人福祉年金」についてまとめてみました。

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年金の仕組み

平均年金2

年金の仕組みと聞くと「むずかしそ~」とか「まだ先のことだから」と話題にしたがらないものですが、国民年金とは20歳~59歳の40年間払い続ける保険のことです。そして、40年間支払った年金は原則として「65歳以上の人」が受け取る権利があります。(平成28年度現在)。しかし、国民年金を長い間納付していなかったり、免除された期間が短い場合、たとえ65歳を迎えたとしても年金を1円も受け取れない場合もあります。この点は、かなり注意が必要ですよ。

つまり「老後もらえる年金は年金をどれだけ払ったか」によって受け取る金額は異なると言うことです。例えば、40年間きっちり年金を払っていた人は、年間77万2800円の年金がもらうことができます。平均すると月額約6万4400円受け取ることができるということですね。個人差もありますが、節約すれば何とか暮らせる金額ですね。とはいえ、40年間きっちり年金を払って年間70万以上の年金を受け取れる人の割合は年々減ってきていると言われています。

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無年金老人とは

平均年金3

老後、年金をもらえない人を「無年金老人」と言います。年金を受け取れないのは、65歳までに、国民年金を25年以上払っていないかったからです。

しかし数年前に、「誰が払ったかわからない年金」が5000万件も発覚したというニュースがありました。そして現在もすべての出どころが分かったわけではありません。もしその中に自分の払った年金があれば、25年以上払ったことになるかもしれません。

そんな理不尽なことに巻き込まれないためにも、自分の身は自分で守らなければいけません。まず、年金加入記録を調べ、自分が今までに勤めた会社がすべて記載されているか確認してみてください。勤務年数がどれだけでも構いません。もし抜けていたら年金事務所に確認してもらうよう依頼しましょう。

もし記録があれば記録が更新され、加入期間が増えます。それによって年金が受け取ることができるようになるかもしれません。

老人福祉年金とは

老人福祉年金とは、国民年金が制定された1961年当時、すでに高齢で年金を受け取ることができかった老人の方のための救済制度です。老人福祉年金は、保険料を負担せずに年金を受け取ることができます。

今では、この年金を受け取ることができる条件を満たしている人は少なくなっているようです。この制度では、最高でも年間約40万円ですので(月額33,333円)国民年金よりもらえる額は少なくなります。

まとめ

将来年金を受け取るためには「国民年金を25年以上払っている」という条件が必要であることに気づかれたことでしょう。

残念ながら条件を満たしていないと「1円も年金がもらえない」という厳しい現実があります。きちんと年金を支払っていれば問題ありませんが、納付を忘れていたり、支払わずに65歳を迎えた時に「年金がもらえない」ということがないように考えないといけません。
「備えあれば憂いなし」ですね。

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