出雲大社にご利益たっぷりの砂があるって、ご存知ですか?
実は、出雲大社本殿奥に建つ素鵞社(そがやしろ)の軒下には、ご利益たっぷりの御砂があります。但し、その砂を頂くためには、稲佐の浜の砂を持って行かなければいけないというルールがあります。
そこで、その御砂を頂くための手順を、わかりやすくご説明します。
Contents
出雲大社(素鵞社)の御砂を頂くまで手順
1.稲佐の浜へ行く
2.稲佐の浜の砂を少し頂く
3.出雲大社に参拝する
4.出雲大社奥の素鵞社に参拝する
5.参拝後、砂を頂く
おおまかな流れは以上ですが、各々の手順をさらに詳しく説明しますね。
1.稲佐の浜への行き方
稲佐の浜とは、出雲大社から西に、約1.4km離れたところにある浜辺のことです。
2017年4月28日に「日が沈む聖地出雲」として日本遺産に認定された美しい浜でもあります。
出雲大社の二の鳥居から、車で3分。
ゆっくり歩いても15分くらいで行けます。
稲佐の浜までゆっくり車を走らせてみましたので、マップ代わりにお使い下さい。
(無音約3分)
とても、のどかで気持ちのいい道ですので、出雲の神様の気に包まれて向かうのもいいものです。海が近づくと、かすかに潮の香りを感じますよ♪
稲佐の浜での砂の頂き方
稲佐の浜の周りには堤防で囲まれています。
その堤防の中央部分にある階段から浜に降ります。
約5段くらいの短い階段です。親切な手すりも付いています。
浜に降りて観る「弁天島」は、迫力があります。(笑)
島が近いので、ド~ンという感じがします。砂を頂く前に、まず弁天島の神様にご挨拶。
弁天島には、豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)様が祀られています。合掌
よ~く見ると、島の崖部分に御酒も供えてありました。
ご挨拶を終えたら、サクサク砂を採取しましょう。
私は自宅から園芸用のスコップを持ってきましたが、旅行でいらっしゃる方はスプーンのような小さなものの方が荷物にならないかと思います。まぁ、柔らかい砂なので手でも掘ってすくえますよ。
砂を入れるナイロンは破れるといけないので、私は二重にしました。出雲大社まで持っていくだけですので、そんなに強度は必要ありません。
ジッパー付のナイロンが安心ではありますが、大量に採取するわけではないので、コンビニの袋でも十分対応できると思います。
注意する3つのこと
1.必要以上に砂を採取しない
稲佐の浜の砂は、そんなにたくさんの量を採取する必要はありません。量でいったらマグカップ半分から1杯分も採取すれば十分だと思います。
2.ペットの排泄物は持ち帰る
ペットが散歩中、ついヤッテしまった!
それは仕方ないことです。しかし、そのまま放置して帰るのは、稲佐の浜に限らず、マナー違反です。神様に対しても浜においでになる他の方に対しても不快に感じることはやめましょうね。必ず持ち帰って下さい。
3.砂を採取した穴をそのままにして立ち去る
意外と掘った穴をそのままにして帰っちゃう人多いんです。場所的に浜辺なので、ついつい、目の前に広がっている海が満ち引きして綺麗にしてくれると思ってはいけません。
浜が穴だらけでは、景観も損なわれますし、何より危険です!
自分が頂いた砂の穴くらい、そっと埋めて帰りましょう。
3.出雲大社の素鵞社に参拝する
稲佐の浜の砂を持って出雲大社の素鵞社に御参りにいきましょう。
出雲大社には、4つの鳥居があります。
正式に参拝するには「一の鳥居まで戻って参拝しなければいけないの?」って疑問を感じたので、出雲大社の社務所の方に聞いてみました。
と、言っていただいたので、私は二の鳥居から参拝しました。
参考までに、二の鳥居に近い駐車場を4つ載せておきます。
・かめやま駐車場(無料)
・出雲大社大駐車場(無料)
・神門通り広場(無料)
・アップルパーク(有料)
二の鳥居から素鵞社までの順路
①二の鳥居前でおじぎをし、神様にご挨拶をしましょう。
②祓社(はらえのやしろ)で、日々の生活で知らぬまに犯した心身の汚れを祓い清めて頂きましょう。
③手水舎で手と口を清めましょう。
④三の鳥居をくぐり、拝殿に参拝
⑤右にまわり本殿に参拝
⑥本殿の奥にある素鵞社へ参拝
※右回りでも左回りでもかまいません。
こうやって見ると、二の鳥居から一直線上に参拝する順路が並んでいるのがわかりますね。
共通の参拝方法
出雲大社での参拝方法は、すべて、二礼四拍手一礼です。
ですから「祓社」「拝殿」「本殿」「素鵞社」すべての参拝方法は、二礼四拍手一礼ですのでお気をつけ下さい。
素鵞社での砂の頂き方
①素鵞社の階段下で一礼
②階段を上がり一礼
③素鵞社前にて、二礼四拍手一礼
④社の左に回り奥に進む
「本当にここを通ってもいいの?」と思ってしまうような通路を通ります。誰もいないとチョット不安になると思いますので画像を載せておきます。
実は、素鵞社そのものがパワースポットなんですが、社の奥にそそり立つ岩場にも、凄いパワーがあります。御砂を頂く際、そっとふれてパワーのお福分けをして頂きました。(そっと、ですよ)
⑤素鵞社の軒下にある木箱に「稲佐の浜の砂」を入れる
木箱に入れたばかりの稲佐の浜の砂は、湿気を含んでいますので濃い色をしています。
⑥素鵞社の御砂を新しいナイロンに入れて頂く
砂を頂いて、穴ができてしまったら、軽く平らにならして帰りましょう。
⑦素鵞社の正面にて一礼
⑧階段上で一礼
⑨階段下で一礼
以上です。
頂いた御砂の置き場所や使い方
出雲大社の素鵞社で頂いた御砂には、邪気を祓う力、幸福の力があると言われています。
一戸建てにお住まいの方でしたら、母屋を囲むように敷地の四隅に御砂をまいておくと家全体が守られるそうです。
また、農家の方でしたら、家と田畑にまかれると作物の成長を見守って頂けるそうです。
アパートやマンションといった、土のない所に住んでいる方は、お部屋の四隅に御砂を入れた小袋や小箱を置くと住んでいる人達を守って頂けるそうです。
ちなみに、出雲大社の社務所の方に確認したところ、入れる素材は何でもいいそうです。
さらに、さらに、小さな袋に御砂を入れて、手作りのお守りにしてもいいそうですよ♪
おわりに
出雲大社のご利益たっぷりの御砂の頂き方は、おわかり頂けたでしょうか?
最低限のマナーとルールは書いたつもりですが、神様に対してあなたなりの礼節と感謝を尽くして頂いて下さいね。
非常識な頂き方や周りの方の迷惑になるような行為は慎んで下さいね。
出雲大社の神様のご利益のある御砂をあなたが頂き、そのあなたが笑顔を持ち帰り、家族やお友達に福を分けてあげれば幸せがどんどん広がっていくと思います。
この記事が、あなたに幸せを運び、あなたのお役に立てることを心から願っています。(*^_^*)
コメント
[…] 私はやりませんでしたが、 コチラのブログに大変詳しく書かれているので 気になる方はチェックしてみてください!! […]
お役に立てて嬉しいです。
出雲大社周辺はご利益がいっぱいですから、いろんなところを訪ねて下さいね。