仏具がピカピカに!素人でも簡単にできる掃除を3分で解説!

仏壇の仏具の掃除に悩まれている方って意外と多いんです。仏具って細かな細工や彫刻がほどこしてあるものも多く、

困った

と思いながらも月日が流れ、ロウソクや線香のヤニや煙に日常のホコリが絡み、くすんでしまっているというのが現状ではないでしょうか?

そこで、市販でも販売していますし、大手Amazonでも販売されている仏具洗浄液2001を使って簡単にピカピカにする手順をお教えしたいと思います。

おおがかりな用意や準備はいりません。肌に優しい純植物性ですので、よほど敏感肌でなければゴム手袋も不要です。(私は素手でやりましたがへっちゃらでした)

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用意するもの

仏具洗浄液2001

不要なタッパー(あればでOK)

小さな仏具は、持ちにくいので、使っていないタッパーのような容器があると便利です。洗浄液を全体に吹き付けながら汚れを浮かせるのに便利です。

ティッシュ

水洗いした後、水気を押さえて取るのに便利です。タオルとがだとループの糸が絡んで仏具を傷めることがあるので使う時は注意が必要です。

手袋または科学雑巾など

ダイソーなどで売れている白い手袋(応援団の人が使うような)や、市販のサッサでもいいんですが、自宅にある着なくなったフリースやジャージの布を裁断して使ってもOkです。仕上げの磨きを出すために使います。

但し、白い手袋といっても滑り止めの付いたものや軍手はNGです。

 ← こんなのがオススメ

仏具掃除の手順

面倒かもしれませんが、仏具はひとつひとつ丁寧に磨いて仕上げていきましょう。くれぐれも流れ作業的にやると洗浄液をかけて放置する時間が長くなってしまい、汚れが綺麗に落ちないことがあります。

仏具が多い場合など、やっつけ仕事の様に短時間でやろうとせず、数回または数日に分けて丁寧に掃除することがきれいに仕上げるコツです♪

今回は、例として、花鋲(けびょう)という仏具のくすみを綺麗にする手順を解説します。

仏具に洗浄液を吹きかける

洗浄液を仏具に吹きかける

仏具(今回は花鋲)全体に洗浄液を吹きかける。

小さな仏具の場合、タッパーなどの容器に入れ、タッパーを動かすことで簡単に洗浄液を全体になじませることができるから便利ですよ。

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洗浄液を洗い流す

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約1~2分放置したら、水洗いします。水道の流水で「ジャー」って流す感じでOKです。ゴシゴシこする必要はありません。反対にこすったりするとキズがつく場合がありますからやめましょうね。

この時点で、浮き出た汚れが流れ落ちています。

水気を取る

流水で洗った仏具の水気をしっかり押さえ取りましょう。

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この時も、ゴシゴシこする必要はありません。あくまでも表面についた水気を押さえて吸い取らせる感じでOKです。今回、例として使っている花鋲(けびょう)や花立のように筒状になっている仏具は、筒の中の水も逆さにして出しておきましょう。

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水気を押さえ拭きしただけでも、浮いた汚れが付く場合もあります。

磨き上げる

水気がとれたら、表面を磨き上げます。

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小さな仏具を磨き上げる場合、手袋が超便利です。手袋をはめて、仏具を指先で磨いているだけで艶が出てきます。

 ← こんなのがオススメ

仏具掃除前と掃除後

仏具を掃除する前と掃除した後を上から写した画像です。

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正面から写した画像です。輝きが違いますよね?

磨き前 磨き後

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他の仏具も掃除してみました

金の真鍮上香炉の場合

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かなり細かい細工がほどこされた仏具でしたが、光を取り戻すことができました。

金(磨き)の花立の場合

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ロウソクのヤニや、線香の煙でくすんでいましたが、ピカピカになりました。

宣徳色の火立ての場合

火立ての場合、根元にロウがこびりついていることが多いので、まずはロウを落としましょう。強制的に針金やマイナスドライバーでされる方もいらっしゃいますが、仏具に傷が残りますのでオススメしません。

簡単にロウを落とすことのできるローがとれますを私はオススメします。

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ロウを落としてから、洗浄液を吹きかけ、1~2分放置後、流水で洗い流し、水気をふき取り、磨き上げれば完成です。

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宣徳色の線香差しの場合

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洗浄可能な仏具の材質

金箔・うるし・唐木・宣徳色の仏具はOKです。

実際、うるしの位牌も磨いて大丈夫でしたが、金箔の施された位牌はやめておいた方が無難だと私は思います。(金箔はとてもデリケートで剥げやすいので)

ちなみに、プラスチックの高月も掃除してみたところ、とても綺麗になりましたのでプラスチックもいけると思います♪

はじめてやる時は、目立たない部分で少しやってみて大丈夫なら全体をやるのがコツです。

洗浄液でも絶対綺麗にならない仏具

どんなに優れた洗浄液でも、絶対に綺麗にならない仏具もあります。そのひとつがリンです。仏具にはかかせない存在で、金のリンをお使いの方も多いと思います。

音色は変わらないのですが、見た目にくすみやサビが出てきてついつい磨きたくなっちゃうんですよね~。

でも、金メッキのリンに関しては、残念ながら研磨剤の入った磨き粉で磨けば磨くほど緑青(りょくしょう)というサビが出てきます。

リンは、鉄に金メッキがコーティングされているだけですので表面の金メッキが剝がれると空気に触れ酸化(サビ)しやすくなるんです。

ですから、下の画像のようなリンの場合、洗浄液で磨いても綺麗にはならないのです。

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本来なら、買換えをオススメしますが、どうしても、音色が好きで変えたくない場合は、フッ素加工という処置があります。

お近くの仏具店にお願いすれば受けてもらえると思いますが、かなり高額ですので必ず見積りをしてもらってからご依頼くださいね。

まとめ

仏具の掃除って、ちょっと構えてしまいがちですが、1回やってみると意外と簡単なものです。気になっていた汚れが落ちたり、全体のくすみが取れることで仏壇の中が明るくなるものです。

年末の大掃除の時や春秋のお彼岸の時、ご法事の前などなど、機会と時間を見つけて無理のない範囲で、ひとつづつ仏具を綺麗にしてみませんか?

仏壇のお掃除の仕方もわかりやすく説明していますので、是非チャレンジしてみて下さいね!

>>プロが教える仏壇の掃除方法!これを読めばあなたもできる!

仏様やご先祖様が喜ばれるのはモチロンですが、お掃除は徳積みのひとつです。きれいになるのは気持ちがいいことですし、お掃除したあなたもきっと幸せになれますよ。

この記事が、あなたに幸せを運び、あなたのお役に立てることを心から願っています。(*^_^*)

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