出雲大社の縁結び大祭って、意外と画像たっぷりのリアル体験談って少ないんですよね~。
そこで、出雲大社のエキスパートである私が実際に縁結び大祭に参列した時の状況を、失敗談も踏まえて、おもしろ~く、お伝えします。(笑)
縁結大祭に、参加してみたいんだけど、「どんなことするんだろう?」とか、「どのくらい時間がかかるんだろう?」って尻込みしてるあなた!
きっと、縁結大祭に参加したくなっちゃいますよ~。
Contents
縁結大祭当日のスケジュール
毎年、出雲大社の神在祭に併せて行われるのが「縁結び大祭」です。
この縁結大祭に、参列することで、大国主大神さまの「むすびの御力」を頂き、「幸栄(さきはえ)の縁(えにし)」に結ばれるよう祈って頂けるというおまつりです。
素敵ですよね~♪
実際に事前申込みをし、参列した「2018年11月16日縁結び大祭当日」の行動時系列を表にしてたものです。
時 間 | 行 動 |
---|---|
8:00 | 自宅を出発 |
8:30 | 出雲大社「かめやま駐車場」に到着 |
8:40 | ご縁横町「甘右衛門」にて休憩 |
9:00 | 二の鳥居からの参拝スタート |
9:30 | 祓社に参拝 |
9:38 | 縁結び大祭の受付をする |
9:45 | 縁結絵馬に願いを書く |
9:50 | 拝殿に参拝する |
10:00 | 「縁結び大祭」開会 |
11:10 | 「縁結び大祭」閉会(解散) |
11:20 | 受付で願いを書いた絵馬をかける |
11:30 | 再度、受付に寄り、記念品を頂く |
ただ、時系列だけだと無機質でつまんないですよね。
そこで、もっと具体的な「縁結び大祭」のリアル画像も交えて、参列しないとわからなかった事や反省点、注意点、そして具体的な所要時間をまとめてみましたので、参考にして頂ければ幸いです。
まず、縁結び大祭に遠方から参拝される方も、近隣にお住まいの方も、道中、何が起きるかわかりません。
思わぬ事故やアクシデントが起きても早めに行動しておけば、対処できることも多いからです。心のゆとりも生まれますからね♪
縁結び大祭は、例年午前10時に始りますので、とにかく早め早めの行動を心掛けましょう。
また、車で参拝される方は駐車場の確保が必要になってきますので、その点も、頭に置いて到着までの、時間配分をしましょう。
私は縁結び大祭の当日、いつもより早く出発しました。
道も空いていたおかげで、楽勝で「かめやま駐車場」に8:30に到着しました。(ガラガラに空いていました)
よかった~。余裕で受付できる!
受付までには、1時間半もあるし、二の鳥居は目の前なんだから・・・
なんて、余裕をかまして、早朝営業している縁結び横丁の「甘右衛門」さんで、お汁粉なんて食べて休憩してしまいました。(^_^;)
日頃の慣れから出たコノ幸せなひとときの時間が、後々大変なことに・・・。
※でも、おしるこに罪はありません。「甘右衛門」さんの紫芋のおしるこは、美味しいんです♪
約30分、休憩。
「1時間前になったから、少し早いけど、そろそろ行こうかな」
と思い店を出て、横断歩道を渡り、二の鳥居へ向かいました。
早朝といえども、神在祭期間中なので「観光客の人が多いな~」なんて、ここまでは、いつもの風景てした。
祓社目前で見た驚愕の光景
二の鳥居は、道路から数段階段を上ったところにあります。
その階段を上り、二の鳥居をくぐった、下り参道に広がった光景は・・・
祓社に並ぶ人の大行列だったんです!
通常の日でも祓社に参拝する人はもちろんいますが、ここまで長い行列ができることは、ほとんどありません。
確かに神在祭の期間中だし、縁結大祭の行われる日だからやむをえないと思いつつも、少し焦っってきました。
なぜなら、大渋滞がなかなか進まないんです。(汗)
いつもなら、二の鳥居からのんびり歩いて10分程度で本殿に着くんですが、まったく動かない大渋滞の中でいささか焦りを感じてドキドキしてきました。
(10時の縁結び大祭に間に合うの?)
ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ
途中から、列に並ぶのを諦めて、離れた場所から祓社に手を合わせ先を急ぐ人もいました。
では、なぜ、こんな長い行列に並んでまで祓社に参拝するのか?
「別のここで手を合わせなくても本殿で拝めばいいじゃん」って思いますよね。
実は、祓社に祀られる四柱の祓戸神は、私達が日々の暮らしの中で、知らぬ間に犯した心身の汚れを祓い清めてもらえる社だから本殿に参拝する前に、必ずお参りして本殿にお参りするのが正しい参拝の順番なんです。
もう少し・・・
もう少し・・・
祓社にだんだん近づいてきてわかったことが・・・
本来、祓社前での参拝はそんなに長いものではないんです。
しかし、今日は一組一組が長い(汗)
しかも、中には、ひとりで延々と長い間手を合わせて祈っている人も・・・
時間がぁ~・・・
ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ
正直、私の心中は穏やかじゃありませんでしたよ~(笑)
そこに、救世主が登場!
「はい。後ろの人も一緒に並んで!」と、先頭で指揮をして下さる人が現れたんです。
今まで、個々で1人とか2人とかで参拝していて遅かったんですが、一気に5、6人がチャッチャと参拝することができて、みるみる回転がよくなったんです。
どなたかわかりませんが、本当に助かりました。ありがとうございます。
約30分かけて祓社の参拝を終え、小走りで縁結び大祭の受付へ向かいました。
縁結大祭の受付の流れ(重要項目あり)
祓社から必死で小走りをし、9:38に、やっと受付に到着しました。
縁結大祭が始まるまで、あと22分!
急げ!私。
受付で渡すもの
私の場合、事前に往復ハガキで申し込みをしていましたので、返信されたハガキと「幸縁むすび祈祷料」5000円を受付の方にお渡ししました。
≫出雲大社の縁結大祭には申し込みが必要?確実に参列するには
「幸縁むすび祈祷料」は、財布から直接5000円を支払ってもいいんですが、私は事前に紅白の水引の封筒に準備して、その封筒にハガキを添えてお渡ししました。
まぁ、気持ちの問題です。^^
コンビニでもamazonでも、どこでも買えます。
受付で受け取るもの
受付が終わると以下の3点を頂きました。
・「幸縁むすび祈祷料」5000円の受納証
・申込みハガキ(返して頂けます)
・縁結大祭参列のご案内の袋
上の写真の「縁結大祭参列のご案内」の袋の中に入っていたもの
・神在祭・縁結大祭次第
・縁結絵馬(大)1枚
・ホッカイロ 1袋
たまたま、私の参加した日は、暖かな日だったんですが、木枯らし吹く寒い日もありますから「ホッカイロ」に出雲大社の方達の愛を感じました。
また、後からゆっくり見てわかったんですが「神在祭・縁結大祭次第」に、来年の神在祭の日程も書いてありました。
受付を終え、9:41。急げ!
ココが一番重要!!
慌てていても、まだ、やることがありました。(笑)
受付の横の幕を張ったテントに何やら人だかりが。
実は、さっき受付で頂いた縁結絵馬に、これから始まる縁結大祭で神様にお願いしたいことを吟味しながら、ここで書くようになっています。
え~!!
ここが、一番重要なんじゃないの?
Σ(((゚□゚*)ナニーッ!!
って、思うような場面だったんですが、なにせ時間がない!
本来なら、ゆっくり時間をかけて願い事を決める場面なんですが、私は数十秒で本能丸出しのお願いを書かせて頂きました。(笑)
Σ(((゚□゚*)し、知らなかった!!
「神様へのお願いは出雲大社に行ってからのんびり考えよう~」なんて思わずに、事前に考えておくか、スマホなどに忘れないように打ち込んでおけばよかったと、猛烈に反省しましたね~。
まぁ、気を取り直して、願いごとは完了した文面で書くと叶いやすいということを聞いていましたので既に願いは叶ったというカタチの文面で書きました。
例えば「恋人がほしい」という願いなら「素敵な恋人ができますように」ではなく、「素敵な恋人ができました。ありがとうございます」というように願いが既に叶ったという感じで書くのがコツだそうです。お願いの後に感謝の言葉も忘れずに書きましょうね。
この時点で、9:45 急げ!急げ!
忘れてはいけない大事なこと
どんなに時間がなくても、神様に対しての礼儀を忘れてはいけません。いつものように手水舎で手と口を清めました。
ひたすら小走りは続き、銅の鳥居(四の鳥居)をくぐり、
9:50 なんとか、拝殿への参拝を終えることができました。八足門までもう少し!
八足門に近づくと、縁結び大祭のお役の方(水色の袴の男性)が「縁結び大祭に参加される方はお急ぎ下さい」と大きな声で案内されていました。
八足門がわからない参列者のために誘導して下さっていました。
ありがたいことです。
急げ!急げ!
ギリギリでしたが、10時までに到着することができました。(セーフ)
縁結び大祭開催
席に座ったと同時に、縁結び大祭が厳かにはじまりました。
御本殿前には、参列者のために、テントが多数張られていてその中には全国から多数の参加者の方が集まっていらっしゃいました。(私もその一人です)
本当に、すごい数の人で、圧巻の光景でした。
季節柄、やはりコートを着て参列されている方が多かったような気がします。
屋外ですので、コートを脱ぐようにとは言われませんでした。
中には、きちんと礼服で参列されている方もいらっしゃいました。
縁結大祭の会場には、たくさんの椅子が用意されています。
御本殿に近いところは、一人掛けの椅子でした。
そして、少し離れた所は、青い鉄製の長椅子でした。
(私はモチロン長椅子でした)(笑)
まぁ、椅子はあまり関係ありません♪
会場の足元は大小の石が敷き詰めてあります。例えるなら河原のゴロゴロした石の上を歩くような感じですので、女性の方は高いヒールの靴は避けた方がいいかと思います。
縁結び大祭の大まかな内容は、
・神様に参列者全員でご挨拶をする
・献饌(けんせん)
・天神に神水を注ぐ
・御箸を供える
・謝恩詞・祝詞を奏し神語を唱え、玉串拝礼
・巫女神楽
・参列者代表「幸縁むすび絵馬」奉納
・撤饌(けんせん)神様へお供えものをお下げする
・神様に参列者全員でご挨拶をする
・祭員の方に続き参列者も退出
という流れでした。
すべてが終わったのは、11:10でした。
約1時間10分の素晴らしい体験を終え、私はとても清々しい気持ちでいました。
閉会の挨拶が終わるとその場で順次解散になります。
たとえ、電車やバスの時間があるからと言って我先にと走り出すようなことはしてはいけません。
大勢の参列者が小さな八足門から退出するわけですから、危険防止も含めて案内の方が順番に誘導して下さいますので指示に従いましょう。
私は後ろの方に座っていたので、退出までに約10分かかりました。
縁結絵馬を掛けよう
受付横のテント内で数十秒で書いた本能丸出しの絵馬を掛ける時がきました。(笑)
縁結び大祭に参列していた人はモチロンですが一般の方も多数絵馬を掛けられていますので、仲良く掛けましょう。
絵馬を掛け終えたら、心の中で「願いが叶いました。ありがとうございます」と念じて合掌♪
この時点で、11:20でした。
再度受付に行って記念品を受取る
絵馬を掛け終えたら、再度受付に行き、記念品を受け取ります。
記念品の入った袋の中には、2つのお守りと縁結び大祭直会の落雁(らくがん)3個が入っていました。
縁結大祭御守
「えんむすび」と金糸で刺繍された可愛いお守りです。
私は赤のお守りが入っていましたが、他にも2種類の色があります。
縁結びの御守りの詳しい記事はコチラ↓
出雲大社にある9つの縁結びのお守り紹介と値段!郵送可能!
縁結大祭 幸縁むすび御祈絲
「幸縁むすび御祈絲(みほぎいと)」の袋の裏にこう書かれていました。
かんたんな言葉に訳すと、大国主大神様から御加護頂いた絲だからから「あなたが望んでいる幸せの縁は結ばれますよ」って書いてあるんじゃないかな?って、私は解釈しました。
信じる者は救われます。(笑)
縁結大祭直会の落雁
落雁(らくがん)とは、もち米や麦などの粉を、砂糖や水あめで練って、型にギュ~と入れて固めた干菓子(ひがし)のことです。
誤解を恐れず、もっとわかりやすく言うと、上品な砂糖の塊です。(笑)
とはいえ、抹茶の席などでは、よく使われる和菓子のひとつです。
また、落雁の入っている袋に書かれているように「縁結大祭直会」とは縁結び大祭で神様にお供えしたものを祭事後食べる宴のことですから、本来その宴に参加しないと頂けないはずの、ありがた~い「お福分け」のお菓子なんですよ。
出雲大社の御神紋である「二重亀甲に剣花菱(にじゅうきっこうにけんはなびし)」で型押しされた薄いピンクと黄緑と白の落雁が3個入っていました。
記念品を頂いた私は、縁結び大祭のすべてを終え、木漏れ日が降り注ぐ帰路につきました。
時刻は、11:30でした。
おわりに
いかがでしたか?
出雲大社の縁結大祭の様子はおわかりいただけましたでしょうか?
くれぐれも、私の様にスタート時点から油断して、想定外の大渋滞にはまって焦ったり、願い事を慌てて書く様なことにならないように、事前の準備と早目早目の行動を心がけて下さいね。
とはいえ、初めて体験した縁結び大祭は、神様に抱かれているような素晴らしい体験でした。
そして、その後、絵馬に書いた本能むき出しの私の願いは叶ったのか?
・・・それは、また後日キチンと報告しますね♪
この記事が、あなたに幸せを運び、あなたのお役に立てることを心から願っています。(*^_^*)