救急の日に見直そう!救急車はタクシーでは、ありませんよ!

「救急の日」を知っていますか?年間を通して「○○の日」というのはたくさんありますが、「救急の日」を知っている方は少ないかもしれません。
最近では、重度な症状ではないのに救急車を呼ぶ人が増えていて、救急車の利用を見直すように強く勧められているということもあり、今一度「救急の日とは」「救急車を呼ぶ前にできること」「救急車が有料化?」についてまとめてみました。

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救急の日とは

救急の日とは9月9日で「9(きゅう)9(きゅう)」の語呂合わせになっています。語呂合わせにすることで、救急の日を多くの方に覚えてもらうために制定されました。救急の日は、救急医療関係者の意識を高め、国民に救急医療や応急業務について正しい理解をしてもらう目的で厚生労働省により定められました。

また救急の日を含む1週間が「救急医療週間」となっていて、この期間中には全国で救急に関する様々なイベントが行われます。ちなみに、2016年の救急の日を含む救急医療週刊は9月4日~9月10日となっています。

救急車を呼ぶ前に

救急の日2
近年、救急車を利用する人の数は年々増えています。しかし、実際利用者の半分は軽傷で、本来は救急車を呼ぶほどではない方が多いという実態があります。中には「家にゴキブリが出たから」とか「待ち時間が嫌だから」などという理由で、救急車を呼ぶ人もいます。
そんな明らかに救急車を呼ぶ必要はない事例は別として、急に体調が悪くなり身体に違和感を覚えた時などでも「救急車を呼ぶかどうか迷ってしまう」こともあります。もちろん急を要する場合は、すぐに救急車を呼ばなければいけませんが「悩む」という時間的余裕がある場合は「救急相談センター」に相談してみましょう。24時間看護師が対応してくれて、救急車を呼ぶべきか否か、正しい判断をしてくれます。救急相談センターの電話番号は自治体によって異なるのでお住いの救急相談センターの番号を事前に調べておくのが良いでしょう。

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救急車が有料化?

救急の日3
近い将来、救急車が有料化されるかもしれません。これを聞くと多くの方は「冗談じゃない!」とか「タクシーじゃあるまいし」とか「そんなことされたら救急車を呼べなってしまう」と思われる方もいるでしょう。
しかし、この有料化の案は、救急車を不適切に利用した人への罰金として科すという狙いがあります。本当に必要な時に救急車を利用した人は今まで通り無料で利用できます。この有料化案は、あくまでも「不必要に救急車を呼ぶことがないように」という目的で進められています。急を要した状態でも重症でもないのに救急車を呼ぶのは、医療する側に迷惑をかけてしまいます。そういう意味では救急車の有料化は妥当だとも言えるかもしれません。

まとめ

誰しも、救急時に救急車を呼ぶ判断は、むずかしいものです。本当に救急車を呼んでもいいのか、瞬間的に悩んでしまうかもしれません。そんな時は、ここで取り上げた「救急相談センター」に相談してみてください。看護師がサポートしてくれます。明らかに救急事態だと分かるときは迷わず救急車を呼んでください。
救急車の有料化はまだ計画案の段階ですが、「どこからが有料なのか」ということを明確になることで、本当に救われなければいけない方への処置が早まることを願っています。

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