10月は、全国の神様が島根県にある出雲大社に集合されることから、出雲地方以外は「神無月(かんなづき)」と呼ばれることをご存知の方も多いのではないでしょうか?
では、反対に「出雲地方は毎年10月が神在月(かみありづき)」なのかというと、実は、違うんです。
出雲大社 2017年 神在祭はいつ?
2017年(平成29年)の神在祭の期間は、
11月27日(月) ~ 12月4日(月) のわずか1週間だけなんです。
そして、このわずか1週間の間で、八百万の神様達は色々なことを話し合われ、決められると言われています。通常でも参拝者の多い出雲大社ですが、神在祭の1週間は尋常じゃない人で溢れます。
私も以前は、10月1日〜10月31日までの好きな時に行けらた行こう〜なんて、のん気に考えていました。しかし、正しい神在祭の日程を知ってからは、神様がいらっしゃる日に合わせて参拝するようにしました。
体験してみるとわかるんですが、自分の都合に合わせて行動するのではなく、「神様に自分を合わせて行動する」と、なぜか奇跡が起こりやすくなるんですよ。
ちなみに、過去4年間の神在祭日程は、下記の通りです。
- 2016年の神在祭の日程
11月10日(木) 〜 11月16日(水) - 2015年の神在祭の日程
11月21日(土) 〜 11月28日(土) - 2014年の神在祭の日程
12月 1日(月) 〜 12月8日(月) - 2013年の神在祭の日程
11月13日(水) 〜 11月19日(水)
こうやって見てみると、神在祭の日程にかなりのバラつきがあるのがわかりますね。
では、なぜ、こんなに神在祭の日程がバラつきがあるのでしょう?
出雲大社の神在祭は、なぜ毎年変わるのか?
それにしても、出雲大社の神在祭が毎年変わると大変なような気がしますよね?節分や子供の日のように固定日であればいいのに・・・って、思いがちなんですが、実は変わっているように見えても真の部分は変わっていないんです。
神在祭の日程が毎年変わるように見えるのは、現在使われている「新暦のみ」で考えるから。
実は、旧暦で見てみると、毎年10月10日から、ちゃんと始まっているんです。
現在、私たちが使っている暦は「新暦」というもので、簡単に説明すると新暦は太陽の周りを地球が回る時を計算した暦なんです。(時間調整のため4年に一度うるう年があります)
反対に「旧暦」は、月の運行に基づいた太陰暦に太陽暦の要素を加えた「太陰太陽暦」のことなんですね。だから、旧暦の10月10日を新暦に変換する際、どうしても違ってきてしまうんですね。
実際、旧暦を新暦に変える計算は、ちょっとややこしいので、旧暦変換表で計算すると、今年の11月9日が旧暦の10月10日だということ簡単にわかります。
旧暦変換表はコチラ
出雲大社の神在祭の行事日程
では、具体的に神在祭の期間中どんな行事が行われるのかご紹介しますね。
11/ 27(月) 神迎神事
稲佐の浜にて午後7時〜
その後、出雲大社にお迎えして、神迎祭が神楽殿で行われます。
11/28(火) 神在祭
御本殿にて午前9時〜
龍蛇神講大祭
神楽殿にて午前11時〜
12/1(金) 神在祭
御本殿にて午前10時〜
縁結大祭
御本殿にて午前10時〜
12/2(土) 神在祭
御本殿にて午前10時〜
縁結大祭
御本殿にて午前10時〜
12/3(日) 神在祭
御本殿にて午前10時〜
縁結大祭
御本殿にて午前10時〜
12/14(月) 神在祭
御本殿にて午前10時〜
縁結大祭
御本殿にて午前10時〜
神等去出祭
拝殿にて午後4時〜
11/28~12/3の6日間の夜
夜神楽祈祷
神楽殿にて午後7時〜
わずか、1週間ではありますが、さまざまな行事があります。出雲大社にお集まりになる八百万の神様方は、すべての方を歓迎され、一人の人が一度にたくさんのお願いをされても、すべてお聞きになると言われています。
お願いことが多すぎて叱られるんじゃないかな?なんて不安がらずにたくさんの幸せなご縁を授けて頂けるように礼をつくして参拝しましょう。
まとめ
出雲大社の神在祭は、本当に八百万の神様達が集合される貴重なお祭りです。私自身、毎年参拝させて頂き、パワーを頂いています。しかも、その貴重な神在祭は、1年に1回しかありません。
さらに、例年2回しかない縁結大祭も、2017年は、ナント!4回(4日間)も行われます。
お忙しい方もいらっしゃるでしょうし、遠方も方もいらっしゃると思います。
ですが、ぜひとも、貴重な神在祭の期間、日程を間違えず、神様に礼を尽くし、八百万の神様方に会いにいらしてほしいと心から思います。
あなたにしあわせの奇跡がたくさん起こることを願っています。
この記事が、あなたに幸せを運び、あなたのお役に立てることを心から願っています。(*^_^*)