秋の風物詩として思い浮かべる行事のひとつに「お月見」があります。お月見と言えばお団子ですよね。では「今年の中秋の名月はいつなのか」や「簡単な団子の作り方」や「地域によって異なる月見団子」についてまとめてみました。
十五夜とは中秋の名月の別の呼び方です。一般的に十五夜の夜をお月見と呼びます。旧暦で秋は7~9月とされていますので、その中ほどのあたる8月15日が十五夜もしくは中秋と呼ばれる理由です。今でも十五夜は15日なのかなと思うかもしれませんが、実はそうではありません。現代暦は旧暦で数えませんので毎年十五夜の日付は変わってきます。2016年の今年は9月15日です。(ちょうど15日ですね) ちなみに去年の2015年は9月27日でしたし、来年の2017年は10月4日が中秋の名月になります。
月見団子を家で作るのは大変そう…と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、意外と月見団子作りは簡単なんです。早速、超簡単に作れる月見団子つくりをご紹介しましょう。
・材料:白玉粉100g 豆腐100g 砂糖50g 水適量
1. 材料をボールに入れて耳たぶのかたさになるまで良くこねます。
2. 一口大に丸めます。
3. 沸騰したお湯に入れて、浮いて来たら一分待ちます。それから水で冷やせば完成です。
先ほど紹介した超簡単な月見団子の作り方ですが、人によっては「それが月見団子なの?」と感じられた方もいるかもしれません。
そうなんです、実は月見団子は地域によって違いがあります。まず、関東と関西でも月見団子は違います。関東では丸い団子をピラミッド型に並べるのが主流ですし、関西ではサトイモをイメージした細長い団子であんこがまかれています。もともとお月見の時の供え物はサトイモのようなイモ類が基本だったのが由来のようです。後になって、月に似た丸い形の団子を備えるようになったとも言われています。このように関東と関西だけでも違いはあるのですが、さらに細かく見ると県によって個性的な月見団子があります。
静岡県「へそもち」
真ん中がへこんでいます。そこにあんこをのせて食べる月見団子です
愛知県「しずくタイプ」
もはや月見団子だと言われないと分かりませんね。笑
四国・中国地方「串タイプ」
あんこだけでなく、みたらしや、きな粉で包んだりもするそうです。
沖縄県「ふちゃぎ」
団子ではなく、もちに小豆をふりかけています。小豆には魔よけの効果があると考えられているからだそうです。
月見団子に関して、色々まとめてみました。いかがでしたか?地域によって月見団子が違うというのは面白いですね。もし地元から離れて生活することがあれば、是非、各地方の月見団子を楽しんで下さい。