こんにちは。
仏壇店で働いている あだちよ です。
仏壇の前や葬儀場に必ずある仏具のひとつにお鈴(おりん)があります。
お客様からは、「チンって鳴るのがほしいんですが」とか、
「棒で叩く、アレ、アレ!」などと聞かれることがあります。
日常の会話であまり出てくる言葉ではないので、仕方ありませんよね。
まぁ、ジェスチャーやイメージでお鈴(おりん)を探されているんだってすぐにわかりますけどね。(笑)
それより、結構多くの方が「お鈴(おりん)の音色って似たりよったりでしょ」って思っていらっしゃることが残念です。
まぁ、確かにお鈴(おりん)の音色を聞き比べる機会は少ないと思います。
ですが、お鈴が古くなって新しく買い求められる時や、新しく仏壇仏具を買い求められる時の参考にして頂きたいと思い、お鈴の叩き方や回数、さらに実際の音色を紹介したいと思います。
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りんの鳴らし方も人それぞれ違います。
上手な方は、音の余韻がきれいに響き渡ります。
私は、まだまだ修行の身でうまくお伝えできないんですが、せっかく高価なりんを求めても、鳴らし方が悪いとイマイチな音になってしまいます。
りんの種類にもよりますが、りん棒を軽く持ち、りんの手前の縁を軽く叩くのが、音色が綺麗に長く響くコツです。
動画では私が実際に場所を変えて鳴らし、比べています。
ほんの少し叩く位置と、叩き方を変えるだけで音色が見違えるように響くようになりますので、ぜひご覧になってください。
◆ 仏壇 りんの簡単な叩き方教えます♪ココを叩けば音が響きます ◆
いかがでしたか?
りんの鳴らし方のコツは、おわかり頂けたでしょうか?
お寺さんのように職業としている方は別ですが、やはり、りんは、その人の心が音色に現れると私は思っています。
故人を偲び、ご先祖様を敬う心でりんを鳴らせば、きっと素敵な音色を鳴らすことができると思いますよ♪
「りんって、何回鳴らせばいいの?」
これも、お客様からよく聞かれる質問のひとつです。
正直、正解はありません。
というのも、りんを鳴らす状況や場所で回数は違いますし、宗派によっても(どちらかというと寺のご住職の考え)違うからです。
しいて言うなら、時と場所を考えて常識ある回数なら私はいいと思います。
例えば、お通夜や葬式で後ろに人が並んでいるのに、何度も何度も、りんを鳴らしていては、弔問にいらした方の渋滞が起きてしまいます。
反対に、ご自宅でお経を唱えたり、故人に語りかけられたりする時は、誰にも迷惑がかかりませんので、何度鳴らされていいと思います。
そんな感じで「りんを鳴らす回数は、○○回じゃないといけない」と決めつけずに「臨機応変に鳴らされてはいかがですか?」とお話しするようにしています。
りんは、専門的に言うと寺院や在家用の梵音具(ぼんおんぐ)のひとつです。
りんを鳴らすのは、りんの音により、お勤めの開始と終わりを知らせたり、読経の調子をとったりするといった役割があります。
また、りんの音により邪気を祓い、空間を清める力もあると言われています。
りんを求める時に、見た目の大きさや形も大切ですが、一番大切なのは音色です。
人は、それぞれに心地よく聞こえる音があります。
高い音色が好きな方もいれば、低音で落ち着いた音色が好きな方もいらっしゃいます。
たとえ親子でも夫婦でも音色の好みは異なります。
もし、仏具店でりんを求める際は、店員さんに言って、必ず音色を確かめてからご購入されることをオススメします。
私は、必ず何点かご希望のりんを鳴らして選んで頂くように心がけています。
特に、仏壇でお使いになることが多いわけですから、毎日のように音色が耳に届きます。
心地いい音色の方が、誰だって気持ちいいですからね~♪
それから、りんの音色には十の徳があると言われています。
1.諸力抱護
みえない力で護られます
2.穏気安定
穏やかな気持ちになって落ち着けます
3.惺心感謝
ありがたい!感謝の心が生まれます
4.優悟逢源
とても優しい自分になれます
5.知幸温癒
あたたかく癒されて幸せを感じます
6.思遣振鈴
思いやりの心が響きあいます
7.美人心煌
心美人になって命煌めきます
8.笑咲満願
笑顔の花が咲きほころびます
9.清浄歓喜
心身が清浄になり喜びで満ちあふれます
10.普聴希輝
ただ聴くだけで輝く未来へといざないます
こうやって、りんの十徳の意味を知ると、音色にしあわせを感じるようになります。
(*^_^*)
大徳寺のりんは、黒い鋳物でつくられています。
実際の寺院で使われているりんのミニチュアとも言われています。
形は、通常のお鈴より若干釣鐘状になっていますので、りんを鳴らすと音が内側で反響し、余韻が長く響くといった特徴があります。
また、口径(サイズ)の小さな大徳寺の方が高音で、大きい大徳寺は重厚な低音で響きます。
りんの大きさをイメージして頂けるように、下図のお鈴の左横にハガキを置いていますので参考になさって下さい。
大徳寺りん 2.8寸の音色は、見た目とは全然違い、澄み渡る青空の様に透き通った高音が特徴的です。
そんな、大徳寺りん 2.8寸の音色を動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
大徳寺りん 2.8寸の音色はいかがでしたか?
私自身、いささか緊張していたので、若干、早く鳴らしすぎたような気もしますが・・・(((^_^;)
本当は、もっともっと余韻のある素晴らしい音色なんですよ。
さらに、このりんの、
具体的なサイズ、特徴、価格などといった、さらに詳しい情報は、私が説明するよりも、下記のamazonのページに丁寧に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
大徳寺りん 3.0寸の音色は、夜空の流れ星のような煌めく高音が特徴的です。
大きさも手頃なので、お買い求め頂くお客様も、たくさんいらっしゃいます。
そんな、大徳寺りん 3.0寸の音色を動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
大徳寺りん 3.0寸の音色はいかがでしたか?
もう少しゆっくり鳴らした方が、このりんの良さを引き出せたような気もしています。
(((^_^;)
本当は、もっともっと余韻の残る心地いい音色なんですよ。
さらに、このりんの、
具体的なサイズ、特徴、価格などといった、さらに詳しい情報は、私が説明するよりも、下記のamazonのページに丁寧に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
大徳寺りん 3.5寸の音色は、草原を渡るそよ風のような心癒される中音が特徴的です。
小さな仏壇には少し大きいんですが、音色を気に入って求められる方も多いです。
そんな、大徳寺りん 3.5寸の音色も動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
大徳寺りん 3.5寸の音色はいかがでしたか?
もう少しゆっくり鳴らした方が、このりんの良さを引き出せたような気もしています。
(((^_^;)
本当は、もっともっと余韻の残る心地いい音色なんですよ。
さらに、このりんの、
具体的なサイズ、特徴、価格などといった、さらに詳しい情報は、私が説明するよりも、下記のamazonのページに丁寧に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
大徳寺りん 4.0寸の音色は、あたたかい木漏れ日のような心優しい中音が特徴的です。
しっかりとした存在感のあるりんですので、日々のお勤めが楽しくなるかもしれません。
そんな、大徳寺りん 4.0寸の音色を動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
大徳寺りん 4.0寸の音色はいかがでしたか?
もう少しゆっくり鳴らした方が、このりんの良さを引き出せたような気もしています。
(((^_^;)
本当は、もっともっと余韻の残る心地いい音色なんですよ。
さらに、このりんの、
具体的なサイズ、特徴、価格などといった、さらに詳しい情報は、私が説明するよりも、下記のamazonのページに丁寧に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
大徳寺りん 4.5寸の音色は、重厚な深い海のような癒される低音が特徴的です。
大きいですので、ご家庭の仏壇に置くと、かなりの存在感を感じるりんです。
そんな、大徳寺りん 4.5寸の音色を動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
大徳寺りん 4.5寸の音色はいかがでしたか?
叩き方が下手すぎて、りんに申し訳ない気持ちです。
(((^_^;)
本当は、もっともっと余韻の残る心地いい音色なんですよ。
さらに、このりんの、
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フッ素加工を施した瑞竜りんは、金属りん特有の緑青(りょくしょう)と呼ばれるサビが出にくくお手入れが楽なお鈴です。
また、瑞竜りんの音色は、少しこもったように響く音色が特徴です。
瑞竜りんも、口径(サイズ)の小さなの方が高音で、大きい方は重厚な低音で響きます。
瑞竜りん 3.5寸の音色は、少しこもり耳に残るような独特な中音が特徴的です。
大きさも手頃ですし、りんの内側にある「瑞竜」という刻印も人気の理由のひとつです。
そんな、瑞竜りん3.5寸の音色を動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
瑞竜りん 3.5寸の音色はいかがでしたか?
鳴らし方が下手で、金属音のように聴こえてしまったかもしれません。
(((^_^;)
本当は、もっともっと耳に響く心地いい音色です。
さらに、このりんの、具体的なサイズ、特徴、価格などといった、さらに詳しい情報は、私が説明するよりも、下記のamazonのページに丁寧に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
夢想りんは、特殊な表面加工が施された黄金色に光輝く、とても美しいりんです。
夢想(むそう)という名前に惹かれるお客様も多くいらっしゃいます。
夢を想う・・・いいですよね~♪
また、夢想りんの音色は、「金色=金属音」という音ではなく、あたたかみのある低音が特徴です。
りんの色も素敵ですし、りんの内側にある「夢想」という刻印も人気の理由のひとつです。
夢想りんも、口径(サイズ)の小さなの方が高音で、大きい方は少し低音で響きます。
夢想りん 3.5寸の音色は、とても趣のあるしっとりとした気品のある中低音が特徴的です。
なんといっても黄金色に輝くりんはきれいですし、りんの内側にある「夢想」という刻印も人気の理由のひとつです。
そんな、夢想りん 3.5寸の音色を動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
夢想りん 3.5寸の音色はいかがでしたか?
私の一番好きなりんですので、心を込めて鳴らしたつもりですが下手ですね。
(((^_^;)
本当は、もっともっと空間に響き渡るいい音色です。
さらに、このりんの、
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高台遊亀りんは、何と言っても可愛い♪
りんの口径が約7.5cmで全長が約6cmのミニサイズです。
足付きのデザインですので、ふわふわのりん布団もりん台も不要です。
( 8cm四方の薄いりん布団は付属しています)
高台遊亀りんの音色は、とても軽やかで小鳥のさえずりのような音色です。
りんの音色と外観の可愛さもあって女性に人気のお鈴です。
高台遊亀りん 磨き 2.3寸の音色は、とても軽やかな小鳥のさえずりのよう音色が特徴的です。
なんといっても黄金色に輝くりんはきれいですし、小さくて場所をとらない事も人気の理由のひとつです。
そんな、高台遊亀りん 磨き 2.3寸の音色を動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
高台遊亀りん 磨き 2.3寸の音色はいかがでしたか?
軽やかな高音が、空間に響き渡るいい音色です。
さらに、このりんの、
具体的なサイズ、特徴、価格などといった、さらに詳しい情報は、私が説明するよりも、下記のamazonのページに丁寧に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
高台遊亀りん 銀色 2.3寸の音色も、とても軽やかな小鳥のさえずりのよう音色が特徴的です。
なんといっても、いぶし銀に輝くりんは品が良く、小さくて場所をとらない事も人気の理由のひとつです。
そんな、高台遊亀りん 銀色 2.3寸の音色を動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
◆ 高台遊亀りん 銀色 2.3寸の音色(動画)◆
高台遊亀りん 銀色 2.3寸の音色はいかがでしたか?
軽やかな高音が、空間に響き渡るいい音色です。
さらに、このりんの、
具体的なサイズ、特徴、価格などといった、さらに詳しい情報は、私が説明するよりも、下記のamazonのページに丁寧に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
高台遊亀りん 色付 2.3寸の音色も、とても軽やかな小鳥のさえずりのよう音色が特徴的です。
なんといっても落着いた色付きのりんはきれいですし、小さくて場所をとらない事も人気の理由のひとつです。
そんな、高台遊亀りん 色付 2.3寸の音色を動画に撮影しましたのでお聴きになって下さい。(11~13秒前後)
高台遊亀りん 色付 2.3寸の音色はいかがでしたか?
軽やかな高音が、空間に響き渡るいい音色です。
さらに、このりんの、
具体的なサイズ、特徴、価格などといった、さらに詳しい情報は、私が説明するよりも、下記のamazonのページに丁寧に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
今回、私がご紹介したりん以外にも、たっくさんのりんがあります。
外観のとても可愛いりんや、カラフルなりん、重厚なイメージのりん、豪華なりんなどなど・・・
お仏壇を購入されない方でも「手元供養」ということで、りんだけをお求めになることもあります。
色々なりんを見るだけでも楽しいですし、具体的なサイズ、特徴、価格などといった、詳しい情報が、下記のamazonのページに丁寧に書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
あなたの琴線に触れるりんに出会えるかもしれませんよ♪
◆ 多種多様のお鈴の詳細ページはこちら ◆
また、りんの音色の動画も多数アップされていますので、ご興味のある方は、色々なりんを、聴き比べられても楽しいですよ♪
◆ 多種多様のお鈴の音色(動画)◆
りんの音色に違いがあることは、わかって頂けたでしょうか?
本当は、ネットで間接的に聴く音色ではなく、実際にりんを鳴らして頂いた音色が一番いいんです。
ですが、お近くに仏具店がなかったり、交通の便が悪くてお買い物にいけない方など、色々なご事情で「りんの生の音色」を聴けない方もいらっしゃいます。
ですから、そんな方達のために、今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
ところで、なぜ私が「実際にりんを鳴らして頂いた音色が一番いい」と言ったのか!
実は、りんの音色は「今のあなたの感情」によって、同じりんの音色でも違って聴こえるからなんです。
音は、専門の機械で測定すれば、◯◯dB(デシベル)などといった数値で表されますが、
人間の感情は数値では表せません。
ですから、
同じ数値(デシベル)のりんの音でも、ワクワクした感情の時に聴くと軽やかで弾むように聴こえますし、
反対に、哀しみに暮れている時に聴くと、寒々としたとした寂しい音色に聴こえたりします。
ですから、私はやっぱり「生のりんの音色」を聞いて選んで頂きたいんです。
りんの音で、あなたの心の霧が晴れるような・・・
りんの音で、あなたの心の傷が癒えるような・・・
そんな、りんに出会って頂きたいと心から思っています。
この記事が少しでも、あなたのお役に立つことと、あなたの幸せを心から祈っています。