実は、年明け早々、司会経験のまったくない私に「米寿の会の司会」という大役が舞い込んできました。
戸惑いはあったんですが、おめでたいことなので喜んでお受けすることにしました。よく聞く長寿の祝いと言えば、
長寿の祝いって、けっこうあるもんですね。(笑)
気楽に引き受けはしましたが、来賓の方や親戚の方も多く列席されるわけで、失礼があってはいけないわけです。(;^_^A
若輩ものの私としては、脳みそをフル回転させながら、米寿の会を考え進めていきました。
とても貴重な体験でしたので、今回の私の体験が誰かのお役に立てばいいな。という思いで、実際の「米寿の祝いの会」の流れを全文を掲載したいと思います。
設定や登場人物を置き換えて詳細部分を置き変えて頂ければ、多分、ほとんどの長寿のお祝いにお使い頂けると思います。
司会者あいさつ
みなさま、あけましておめでとうございます。本日はお忙しい中、ようこそお集まり頂き、誠にありがとうございます。
それでは、只今より、山田太郎さまの米寿のお祝いの会を開催させて頂きたいと思います。
はなはだ僭越(せんえつ)ではございますが、本日の会の司会をつとめさせて頂きます姪の山田初枝と申します。
太郎さまは私の父の兄にあたり、幼い頃からとても可愛がって頂いておりました。
このような大役は、実に不慣れなもので行き届かぬ点も多々あろうかと思いますが、みなさまの温かいご協力を仰ぎ、すばらしい米寿のお祝いにしたいと思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
では、最初に山田太郎さまのご長男であります、山田一郎さまより、ご子息代表のご挨拶をお願い致します。
山田一郎さま、どうもありがとうございました。
続きまして、山田太郎さまの孫である花子さまと桃子さまより、花束を贈呈して頂きましょう。花子さま、桃子さま、お願い致します。(拍手)
花子さま、桃子さま、ありがとうございました。
では、ここで山田太郎さまより、みなさまに、ご挨拶がございます。
太郎さま、お願い致します。
山田太郎さま、どうもありがとうございました。
それでは、続きまして太郎さまの3人のご子息による、祝いの餅の披露にうつらせて頂きます。
(祝いの餅由来の話)
この八升八合の祝いの餅は、なが~く伸びて、縁起のいい食べ物として、太郎さまの米寿のお祝いにと、3人のご子息が用意されました。
太郎さまに120歳まで長生きしてもらいたいという気持ちと、皆様の健やかな長寿を祈願されたお餅です。
後程、寿ホテルさまのご厚意により、小分けにしたお餅をお配り致しますので、是非みなさまも、お召し上がりくださいませ。
それでは、準備が整ったようです。
一郎様、次郎様、三郎様お願い致します。
一郎様、次郎様、三郎様、ありがとうございました。
それでは、ここで山田太郎さまが、本日めでたく米寿を迎えられたことを祝し、なお一層のご健康とご発展を祈りまして、皆様と共に、乾杯したいと思います。
乾杯のご発声は、当家の分家にあたる山田幸平さまにお願いしたいと存じます。
山田幸平さまと、山田太郎さまは竹馬の友であり、幼いころから、とても仲良くされているとお聞きしております。
それでは、山田幸平さま、お願い致します。
乾杯!(拍手)
本日は、寿ホテルさまより、最高のお料理を用意して頂いております。
飲み物もお好きなだけ頼んで頂いて構いません。
それでは、皆様、どうぞ、ご歓談をお楽しみ下さいませ。
ここで、今回の米寿の祝いの会に、お仕事のご都合でどうしても参加出来なかった方々より、祝電やお祝いのメッセージムービーが届いておりますので披露させて頂きたいと思います。
祝電
ビデオレター
それではここからは、余興に移らせて頂きます。
トップバッターは、山田太郎さまの米寿を祝い、麻生英華さまによるマジックショーからはじめて頂きましょう。
麻生さま、お願い致します。(元気よく紹介)
麻生さま、ありがとうございました。
続きまして、山田太郎さまの米寿を祝い、田中幸恵さまから、民謡による祝い唄、長持唄を唄って頂きます。
田中さま、お願い致します。
田中さま、ありがとうございました。
宴もたけなわになってまいりました。
ここで、今回の主役、田中太郎さまの為に、1年かけて、ご家族全員でお祝いムービーを作ってこられました。
田中太郎さまとご家族のあたたかい絆が伝わる、すばらしいお祝いムービーとなっております。みなさま、ごゆっくりご覧ください。
とても素晴らしいムービーありがとうございました。
みなさま、誠になごりおしくはございますが、閉会のお時間がまいりました。
本日は皆様の温かいお気持ちにより、すばらしい米寿の会となりました。
では、祝宴のお開きにあたり、親族を代表して、山田太郎さまの弟である山田実さまより、みなさまの健康とご多幸をお祈りして、一本締めをお願いしたいと思います。
では、山田実さま、お願い致します。
みなさま、本日は本当にありがとうございました。これをもちまして、山田太郎さまの「米寿を祝う会」お開きとさせて頂きます。
それでは、この後、午後3時に1階ロビーにて送迎バスがまいります。
2次会に参加される方は、バスにてご移動願います。
みなさま、くれぐれもお忘れ物がございませんように。
また、お帰りの際はお気をつけてお帰り下さい。
いかがでしたか?
実際に、司会という役を頼まれない限り、関心のないことだと思います。
巷には、お祝いの席に招かれた時のスピーチ文などは、たくさんありますが、意外と司会進行の具体的な例が少ないように思いましたので、今回、実録として掲載させて頂きました。
司会をして感じたことは、司会者は脇役に徹するということです。
決して、出しゃばった演説や解説などクドクド話さないことです。主役はあくまでも米寿を迎えられたご本人と列席されたみなさまということを肝に命じておきましょう。
そして最後に「いい会だったね~」と言って頂ければ最高ですね。
この記事が、あなたのお役に立てることを心から祈っています。^^
また、内祝い選びで悩まれたらこちらもどうぞ。
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