カレンダーを見ながら「秋分の日はなぜ毎年日付が違うんだろう?」って疑問に感じたことはありませんか?「秋分の日はそろそろだな〜」とか「まだ暑いけど、彼岸が過ぎれば涼しくなるさ」なんて、8月下旬頃は覚えていても、日々の暮らしの中でつい忘れてしまっているかもしれません。そこで「秋分の日2016」「秋分の日の計算式」「秋分の日と墓参り」についてまとめてみました。
実は、秋分の日は毎年日付が変わります。
なぜなら「1年間 の長さは厳密に言うとぴったり365日ではないからです。地球では、公転期間を1年として考えますが、実際に公転している期間を正確に計算すると「365日と数時間」なんです。ゆえに、その数時間分が毎年重なるため、秋分の日がズレるというわけです。
ちなみに、2016年の秋分の日は9月22日になります。
秋分の日の計算式はとても複雑なものですが、エクセルで簡単に求めることができる簡単な計算式があります。
秋分の日(9月XX日) = int(23.2488+0.242194*(年-1980)-int((年-1980)/4))です。
簡単な計算式とは言いましたが、普段エクセルを使わない人にとっては、
むずかしい計算式に見えますよね。ただ、プログラミングを勉強した経験のある人なら、
この計算式は割と最初に学ぶようで、基本的な計算式になっているようです。
この秋分の日の計算式を使えば、1980年~2099年までの秋分の日を求めることができます。
この計算式の中では、いくつか数字が並んでいます。
それぞれの数字には、下記のような意味がありm
まず、23.2488は1980年の秋分の日(9月23日)を表しています。
小数点以下は時刻を表しています。
そして、0.242194は地球の公転周期(365.242194)を表しているんですね。
秋分の日は、もともと「祖先を敬い、その方たちを偲ぶ日」として制定されました。
この時期が近づくと、お墓参りに帰省する方もいらっしゃるかと思います。
その時に「何を持っていこう…」と悩まれる方が多いようです。
お墓に備えるものよりも、親戚に何を持っていこうか考えてしまうものです。結論から言うと、結局何を持っていっても問題はありません。よほどの失礼がない限り悪く思われることはありません。和菓子やフルーツセットなどを持っていくのが無難だと思われます。
※近年では、お墓に食べ物をお供えすると虫やコバエがたかったり、鳥などが荒らして汚くなるため、お墓参りが終わったら各自で持ち帰るように掲示されている墓地も多いようですので、お供え物を供える際には、お気をつけ下さい。
いかがでしたか?秋分の日が毎年、特別な計算式で算出されて決められているなんて、ご存知なかったかもしれませんね。計算式を初めて知った方は「そんな複雑な計算なんて面倒…」と思われるでしょう。
たしかに個人で毎年算出するには面倒かもしれませんね。そのため、市販のカレンダーには、そこまでしなくても「秋分の日」が
明記されていますので一発で分かるというわけです。ただ、実際には、秋分の日という日がこのようにして割り出されているということを知ることも楽しいものです。